古の知恵を継承した、独自の肌合いのテラコッタ。
代々伝えらてきた素朴なハンドメイド・テラコッタのシリーズ。
8000年を越えて受け継がれた製法と形は、
今も変わらずに一つひとつに注がれている。
もともと水やワイン、オリーブ油の貯蔵など、
生活用品として用いられてきたテラコッタに備わるのは、
昔からの知恵と美意識、暮らしに尽くす丈夫さ。
それらすべては、ギリシャ・クレタ島の小さな村の家族からの贈り物。
愛情にも似た思いが込められたテラコッタは、海を渡り、日本の暮らしを飾る。
素焼きの呼吸作用が、
植物の根に酸素を届けます。
古来より暮らしに根ざした器。
プランターとしても活用できるのは、
素焼きのテラコッタならではの
優れた通気性にあります。
酸素を上手く取り入れることができ、
植物の根に送り届け、植物にやさしい環境を作ります。
8000年を超えて受け継がれた製法と形は、
美しくも頑丈なボディを作りあげます。
ロクロで作る伝統的手法。その工程は、底になる粘土を載せ、
ロクロを回転させながら胴体になる部分を慎重かつ丁寧に盛り上げていくというもの。
おおまかにサイズを測り、数日間乾かしてはまた、その工程を繰り返し、何段階か経て胴体を作り上げます。
でき上がった胴体は、粘土を紐状にして周囲に貼り付けていきます。
小さい鉢で1週間、大きい鉢で1カ月間乾燥させてから、いよいよ窯へ。およそ1150度の高温で焼いた後、
さらに1週間から10日間ほど水を張り、浸すことで硬く締め、ようやく丈夫な鉢としての完成を迎えています。
01
材料の粘土を用意し、鉢の底部になる部分はロクロの上に乗せ、側面に使う部分は器械を使って丸棒状にします。
02
ロクロの上の粘土を叩いて平らにして、鉢の底部を作ります。
03
粘土を叩いて、だんだん平らになってきました。
04
粘土をピザ生地のように平たくして、鉢の底部の完成です。
05
完成した鉢の底部の上に、写真左の台車の上に積んである丸棒状にした粘土を盛り付けて側面を作ります。ここまでは職人が足でロクロを回します。
06
側面の粘土盛り付けが終わったら助手がロクロを回し、職人は側面の形を作りこみます。
07
だんだん側面が鉢の形になってきました。
08
段階的に粘土を盛り付け、だんだんと大きな鉢にしていきます。
09
丸棒状の粘土は、このようにして盛り付けていきます。
10
盛り付けた粘土の形を整え、鉢の原型が完成します。
11
鉢の原型が完成後、1週間〜1ヶ月ほど乾燥させます。
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乾燥させた後、窯で焼きます。 昔の窯はオリーブの絞りカスを燃料にしていましたが現在では焼きムラが少ないガス窯で焼き上げます。
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焼きあがった鉢は1週間〜10日ほど水を張って、硬く締めます。
14
完成した鉢は、このようにパレット積みにします。
15
積み込みの様子です。日本へ送る場合は直接コンテナに積み込みます。港までトレーラーでコンテナを運び、船に積まれ日本へと運ばれてきます。
Message from Crete in Grecce
クレタ島の小さな村から、世界に一つしかない
伝統製法のテラコッタ・プランターをお届け
ロクロで作る伝統的手法。その工程は、底になる粘土を載せ、
ロクロを回転させながら胴体になる当社のハンドメイド・テラコッタを
お選びいただき、ありがとうございます。
8000年以上の間、変わらず受け継がれた製法と形を守り、
今も同じように一つずつ手作りされていることに、きっと驚かされることでしょう。
私たちの陶房はクレタ島の小さな村で家族経営しています。
伝統産業を受け継ぐ仕事を誇りに思いますが、
現代の進んだ技術を取り入れる先進性も併せ持っています。
永い歴史に培われた美が、現代においても充分受け入れられていることは
私たちの大きな喜びです。私たちが心をこめて作った、
ギリシャの魅力あふれるプランターを末永くご愛用ください。
マノリス・ムトゥサキス
ギリシャ
クレタ島トラピサノ村